親族内承継を成功させるには!【助成金専門社会保険労務士 神奈川県 相模原市】
今回は、事業承継の3回目、事業承継センターから分かり易い資料をいただきましたので、ご紹介します。
親族内承継のメリット・デメリット及びポイントと注意点についての解説です。
事業承継については相模原市のみならず、相模原周辺の厚木、大和の他神奈川県全域のみならず、静岡、山梨の事業主さんからも相談を受けています。助成金の相談を受けるときに同時に事業承継について困っているという相談を受けていますので、同じように悩んでいる事業主の方々の参考になればいいと思います。
※詳細は、下記の記事をご参照下さい
出所:「息子や娘を後継者にしたい!親族内承継をするときのメリットと注意点を詳しく解説」
https://rbsp.jp/media/article/4090/
■親族内承継とは
1.親族内承継のメリット
親族内承継の一番のメリットは、早い段階で後継者を選び育てていける点です。
武者修行のように、取引先銀行で面倒を見てもらったり他の会社で働かせたりと、さまざまな方法で経営者としての技能を身につけさせることができます。
何より、後継者として選ばれた本人が自覚を持って働くことで、早くから経営者の視点を持てることは大きなメリットといえるのではないでしょうか。
特に創業者の場合、大事に育てた会社を実の息子や娘、孫に引き継がせたいという気持ちは強く、彼らにとっては理想の事業承継といえます。
2. 親族内承継のデメリット
親族内承継のデメリットは、息子や娘に継がせたものの経営者としての資質が足りず、承継後、会社の経営が上手くいかない場合があることです。
創業者に多いパターンですが、そのカリスマ性や経営手腕で会社を維持し、成長させてきた場合は注意が必要です。
こういった経営者は、会社の顔となり営業から経営まで一手に引き受けているため、会社内のことが組織化されておらず、後継者が苦労する可能性が高くなります。
また、子ども自身が継ぎたくないと考える場合も多いようです。2代目、3代目ともなると、高学歴で大企業に就職して生活は安定していることも多く、事業を引き継ぐことに躊躇することも多いようです。
尚、親族内承継には個人保証の問題も残ります。多額の借入れがあると、息子や娘が継いだ後に経営が上手く回らなくなり、倒産といった結果に終わることもあり得るでしょう。
経営状況や子どもの資質をよく考えて「継がせる不幸」にならないかを慎重に判断することが大切です。
■親族内承継を成功させるポイントと注意点
1. 親と子どもとの認識をすり合わせておく
子どもが会社を継ぐつもりがあるのかどうか、親子できちんと話し合うことが非常に大事です。
子どもに継ぐつもりがあっても、子ども自身が経営者としての資質に欠けていると、子どもに余計な苦労を背負わせてしまうことになりかねません。
もし、子どもへの事業承継は難しいと判断した場合は、ほかの方法で事業承継ができるように準備に取りかかることが大事です。
会社にとってどのような事業承継が最適か判断に迷う場合は、専門家に相談しましょう。
2. 早めに準備に取りかかる
70歳になっても、現役でバリバリと仕事をこなしている経営者は少なくありませんが、このような経営者は健康だからと過信し、事業承継が遅くなる傾向にあります。
たとえ黒字でも、経営者が倒れてしまうとすぐに経営に行き詰まり、従業員や取引先に迷惑をかけてしまう可能性があります。
事業承継には、10年もの期間がかかるといわれています。息子や娘に会社を継いでもらうときは、時間をかけて教育し、経営を譲った後も数年間は並走することをおすすめします。
何より大事なことは、どのような問題が起こっても対処できるように早めに準備を始めることです。
3.遺産トラブルが起こらないように配慮する
親族内承継を行う際に気をつけなければならないことは、相続トラブルに関することです。
事業の安定のために、後継者に株式を集中して継がせますが、ほかの相続人からすると不公平感は否めないでしょう。
会社を継ぎたい人が複数いる、また反対に株式を押し付け合う、後継者候補が土壇場で株式を放棄するなどさまざまな問題が起こる可能性があります
残された後継者が、経営に専念できる環境を整えてあげることは、経営者としてまた親として最後の大事な務めといえるのではないでしょうか。
■まとめ
親族内承継は、経営者にとって理想の形の事業承継といえるでしょう。
しかし、これからの経営者は、市場の急速な変化に対応できる柔軟な考えが必要であり、自分の息子や娘に経営者としての資質や覚悟が足りなければ、不幸な結果に帰着することも考えられます。
まず、自分の息子や娘と事業承継についてきちんと話し合い、お互いの認識をすり合わせることが先決です。
子どもにも会社を継ぐ意志があるなら、親子で早めに事業承継に取りかかることが、親族内承継を成功させるポイントといえるでしょう。
次回は、従業員承継について、ご紹介させていただきます。
※詳細は、下記の記事をご参照下さい
出所:「息子や娘を後継者にしたい!親族内承継をするときのメリットと注意点を詳しく解説」
https://rbsp.jp/media/article/4090/
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