従業員が一人もいない、奥さんが事務員でも助成金の申請が出来ますか？【神奈川県相模原市で助成金を活用する社会保険労務士】

2022/01/28

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今日は相模原市の隣にある大和市の事業所に働き方改革の支援に行ってきました。

その事業所はコロナ禍で従業員5人が全員退社し、経営者の奥さんが一人事務員として１週間フルタイムで勤務しているだけでした。”こんな状態でも助成金はもらえる助成金はありますか”と聞かれました。

なるほど、とても厳しい状況のい中で必死で経営をしているということが良く分かりました。特殊なノズルの特許を持っており、今までシャープや日本電産など大手の企業から直接仕事を受注しており、コロナ直前には3億円以上の受注内定があったものが全て発注停止、または延長になってしまい、5人いた従業員は全員退社、工場も閉鎖して外注といった状況で、役員は社長と台湾のメーカーの社長と監査役の姪の3人だけで、社長の奥さんが従業員といった会社組織になっていました。

つまり、従業員は一人もいなくなったが、雇用保険に加入していない奥さんが一人いるだけです。こんな状況で助成金がもらえるの、という質問でした。

この状況から分かることは、奥さんは労働者性が強いということです。雇用保険に加入していないが、本来なら法人の従業員ですね。この状態で助成金を受給するには雇用保険に加入する必要があります。そのうえで各種助成金の条件に該当すれば助成金を申請することが出来ます。

幸い就業規則もありました。適正な就業規則があり、雇用保険に加入する従業員が一人でもいれば受給可能な助成金はあります。その他の様々な条件に該当すればその助成金を受給出来ます。

この会社にも受給可能な助成金がありました。どんな状況でもあきらめずに専門の社会保険労務士に確認して下さい。どんな状況江も受給できる助成金があるかもしれませんので、まずはこの社長のように行動することが大切です。

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